◆睡眠時無呼吸症候群◆


睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome:以下、SAS)は、夜間の睡眠中に無呼吸と低呼吸(いびき)を繰り返す病気です。


 無呼吸とは、10秒以上呼吸が停止している状態のことです。低呼吸とは、息を吸う深さが浅くなり、吸気振幅が50%以上減少する呼吸等が10秒以上続く場合です。



(1)熟睡できないため、日中に眠気が強くなり、集中力が低下。眠気のため交通事故や労働中の事故につながる可能性が高くなる。


(2)無呼吸と低呼吸をくり返すことによって低酸素状態が起こり、心臓に負荷をかける。高血圧・糖尿病・心筋梗塞・脳卒中などの合併症を起こしやすくなる。最悪の場合は突然死につながる。


保険診療

  • CPAP療法

CPAP療法の原理は、寝ている間の無呼吸を防ぐために気道に空気を送り続けて気道を開存させておくというもの。
CPAP装置からエアチューブを伝い、鼻に装着したマスクから気道へと空気が送り込まれます。

自費診療

  • ナステントクラシック

ナステント™クラシックは、使用者自身で左右どちらかの鼻に挿入することで、気道を確保するチューブ状の医療機器です。チューブの先端は口蓋垂(のどちんこ付近)にまで到達。
挿入されたチューブが寝苦しさ、睡眠中の頻繁な覚醒の原因となる気道の閉塞を防ぎ、呼吸の確保を助けます。